ボーグ・ファルコンSB“アイアン”  
ファルコン128 SB/Iron

 ファルコンSB“Iron”、今や11種ものアイテムを展開するボーグ・ファルコンシリーズでも最もスタンダードなフローティングミノーである。潜行深度は最大1m弱、昔から実績の高いウォブリングアクション。そのスペックは荒磯、干潟、リバー、ベイエリア・・・とステージを選ばない。つまりSB・Ironはアングラーの意志に忠実に応える汎用機として位置づけられているのである。
 私はうねりの発生するような悪天候下での磯、テトラでは、迷わずSBアイアンを選択する。ターゲットが潜むのはサラシと沈み磯・テトラが絡むごく狭いレンジ。サラシの向こうにSBアイアンを打ち込み、うねりで身もだえする小魚を演出させるようにリトリーブするのである。思惑通りヒットに持ち込めば、あとはクラッチフッキングを信じてランディングのタイミングを図ればよい。

(元ボーグ・フィールドテスター淡路 櫻井琢巳)

 SBはLBに比べ潜行深度も浅く、動きも抑えられナチュラルに誘いをかけることができる。ポイント的にも場所を選ばず使えるのが特徴。ガンガンに流れる瀬のリバーシーバスからほぼ止水に近いポイントまでオールマイティーに使える機種。私自身もゲームをスタートする際に一番最初に投げるのもSB。よほど偏食パターンで無い限り安定した釣果を得ることができる。ただ一つ問題?がありナチュラルな動きからかサイズが選べないのでちっちゃいのが先に食ってくることも多く型より数を釣る時のほうが多い(しかし80UPもちゃんと獲っています!!)
型より食わせを重視したい時には迷わずSB!!

(元ボーグ・フィールドテスター鳥取 加藤隆司)


SB/Iron
この機種は汎用性の高さからも一番のお気に入り。強風下において飛距離が出せないシチュエーションで立ち位置を変えてでも投入したい機種。軽量ボディーのあの泳ぎは癖になります。メインフィールドの磯で朝マズメはもちろんのことナイトでロッドを限りなく海面に近づけることが出来る場合にこの機種でのスローはシーバスにはすこぶる効くようです。日の出後のサラシでも高速引きで食わない場合、スローでトップ気味に引くと飛び出すことが良くあります。高所でなければ私は間違いなくこの機種を使います。まさに食わせるルアー、あとはクラッチフッキングが待っています。

(ボーグ・スタッフ 房総 高橋健)