BFT京都 藤田千明 選手


5月28日

市内の港湾へ釣行しました。
が、いつも出るはずのポイントを数か所回ってみれど、全く生命を感じることさえない状況で、キャスト練習という結果でした。

仕方なく、市街地の河川へ移動。

オスプレイLJのイワシホロに願いを込めてキャストを開始・・・と思ったと同時に、ボイルが発生。
「ラッキー!」とばかりに、すかさずルアーをキャスト。

LJを選んだ理由は、水面直下から中層をトレースするためではなく、飛距離を稼ぐためでした。
水深1メートル前後のシャローポイントなので、ロッドティップを立てて表層〜水面直下をスイミングするように角度を保ちつつリーリング速度を調整しながら曳いてくると、すぐさまヒット。

レギュラーサイズの66cm2.0kgをネットランに成功。



ネットに絡んだフックも、ボーグ遊動フックシステムのお陰で、ルアーボディーをリーダー側へずらしておけば楽々外せます。

ルアーを外し、次のキャストをするとまたしてもコツコツとバイトがあり、気は高まったのですがフッキングには至らず、再度キャスト。

今度は着水と同時とも言えるタイミングでガバッと出ました。
先ほどよりも重量感があり、ネットランの後で測定すると72cm2.8kgと少しサイズアップ。



更に10分もしないうちにヒット。
今度の魚はあまり抵抗することなくすんなり上がってきました。(69cm2.5kg)



その直後にまたしてもヒットがありましたが、寄せて来る途中でスポッと抜けてしまいました。
おそらくは唇にかろうじてフッキングしていたのが身切れしてしまったのでしょう。

やや戦意喪失気味にキャストすると運良くまたまたヒット。
目測で60cm前後だったので強引にネットを用いず抜きあげました。
が、上陸寸前にオートリリース。
ドッポ〜ンという大きな音が空しく辺りに響きました。
フックを見てみると、フロントのトレブルが一本接合部で折れてダブルになり、うち一本は伸びていました。
テールのトレブルも一本が伸びきっていました。よほど変な掛かり方をしていたのでしょうが、

前々回の釣行からフックを点検し交換する注意を怠っっていた自己責任ですね。(反省)

フックやラインは魚と最もダイレクトにコンタクトする大切なタックルであることを忘れていました。
頻繁に釣行できる時は、フックを携行し、現場でもこまめに交換するのですが、釣行頻度が激減した今は、これまで以上に点検しなければならない貴重な魚との出会いなのに、ついつい釣ることばかりに気を取られていたようですね。

先ほどの大きな音が悪かったのか、それともゴールデンタイム終了となったのか、その後はピタリと反応が途絶えました。

一瞬の『時合い』に遭遇出来てのヒットラッシュだったのでしょう。
残念な思いも多々ありましたが、とても楽しい一時でした。


BFT藤田 千明

[本日のタックル]
ロッド:アルテサーノRA77(DAIKO)
ライン:シーバスPE20ポンド(東レ)
リーダー:グランマックス5号(クレハ)
リール:ステラAR3000(シマノ)
ルアー:オスプレイLJ(OPCELL)
釣果:シーバス66,69、72cm



オプセル社レスポンス

藤田さん、釣行お疲れ様です、
連続ヒットはなかなかエキサイティングでしたね。
これだけ連続すると取り込みはややラフになりますよね(笑)
徳島のBFT加地さんも今オスプレイ90リトル・ジョンでのサツキマス狙いでシーバスの猛攻を受けフックを破壊されて困っている様子です。
シーバスが外道とは垂涎の様子ですが、今年の四国サツキマスは厳しいようです。

藤田さんの今回釣行では特にフック状態についてケアの重要性が説かれていますが私も同感です。
ロッドが銃身とすればルアーは弾丸。
フックはその切っ先にセットされる弾頭のコアです。
これが腐ったバルサ玉になっていたとしたら命中しても木屑となって砕け散るだけですからね。
さびは折れにつながります、今回がそうだったようですね。
先(ポイント)が鈍っていればフッキングが上手くいかないのは当たり前ですね。
それゆえフックは非常に重要なのですが価格が高くて頻繁には変えられないのが泣き所ですね。
錆や摩滅に弱く、それほど長くは持ちませんしフックはやや高価だと感じます。

そこでの対策としてはフックの劣化を防ぐしかありません。
私が行っているフック部の寿命延長方法についてご紹介しますね。
まずフックユニット専用のパックできる小型ケースを用意します(ダイソーなどで・・)。
次にフックとフックユニットを指でつまむようにして十分にオイルを付けるだけです(私はオイル交換で余ったエンジンオイルを使用してますが殆どのオイルで使用可能)
ヘッドアイのパイプ部やインパクトアンカーにも含浸します。
そのケースにのこぎりの目立て用の平やすりを一緒に入れておくとやすりもフックも殆ど錆ません。

これを施しておくとクラッチフッキングのセット具合も良くなりトリプルフックの分かれ目の錆も防げるのでフックも折れにくくなります。
なにより大切なポイントの劣化をふせぐことができますし、やすりによるシャープニングの効果も非常に高まります。
オイルは触ったときにやや手に付いてくる程度でも効果がありますからぜひお試しください。
ルアーフィッシングはエサのように匂いや味を必要としませんからオイルによって針やユニットを守ることを積極的に行ってよいのです。
オイルはボーグのビタミン剤みたいなものです。
山本は病の予防を呼びかけたいですねy(^ー^)y。
藤田さんの個性的な視点での釣行をこれからも続けてください。
よろしくお願いいたします。


山本より

            
     

藤田さん
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