ボーグ・マン レポート

2008年9月24日
       25日 追記 


山本様

いつも大変お世話になっております。

直近5回、アタリすらなし・・・

この状況を打破したく注文させて頂いたオスプレイ・シンペンが成功しました。

以下、レポです。


昨夜(9/23)は小潮のため潮の動きはほとんどありませんでしたが、流れが速くかなり濁っていました。

いつも通りファルコンSB/Iron → ジャックHSと投げましたが反応はありませんでした。
そこで、届いたばかりのオスプレイ・シンキング・ペンシルRHへ。

まずはスローの限界速度と泳ぎをチェックすると・・・
かなりスローでもゆらゆらと、弱っているとも、油断しているとも言えるベイトのような絶妙な動きですね!

その泳ぎを見たので、ルアーを引く感触が伝わらなくても、安心してデッドスローで誘うことができました。


狙い所よりだいぶ上流側からクロスにキャストし、スローでドリフトさせ、反転後デッドスローにすると、吸い込まれていくのが分かりました。

やや時間をかけランディングし、測ると65cm程度でしたが、腹がでっぷりとした重さのあるシーバスでした。

丸呑みでした。(エラまで達していて流血させてしまいました。)

他のアングラー(ルアー)の方からは「アタリだけ」とよく聞きますが、ボーグルアーは完全バイトが多いですよね。

先行者(2名)によってだいぶたたかれた(ノーバイト)直後でしたが、オスプレイ・シンペンの泳ぎとその驚きの飛距離、カラーリングによってヒットすることができました。
私の要望に対し、オスプレイ・シンペンをご提案して頂き本当にありがとうございました。

引き続き、何卒宜しくお願い致します。


北舘



P.S  写真、魚が血まみれですみません。


追記
翌日 9月25日

前日に比べ、濁りはそのまま、流れは緩くなっていました。

昨晩は数名のアングラーがポイントへ入り、アタリはあるようでしたが、
結果は、ファルコンSB/Iron黒金ショート・オレンジベリーのオンリーワンヒットでした。



やや速い流れの中をやや速く巻き、緩い弧を描かせようとしたターン後のヒットでした。

機種が増えボーグ・フィッシングに幅が出ましたが、ファルコンSB/Ironはパイロットであり、メインです。



山本さんと出会いさせて頂き、ボーグ・フィッシングを始め2ヶ月、楽しい釣行となっています。
その出会いによりホーム河川となったここで、ランカーを目指します。

引き続き宜しくお願い致します。

北舘

P.S  
渓流は岩手の小河川で年1回程度ですが、ボーグ・ルアーを流してみようかな、と考えています♪水がとてもきれいで小河川でもイワナ・ヤマメの尺オーバーと出会うことができます。



北舘 さま

いつもお世話になっています、オプセル山本です。
やってくれましたね!

スレたポイントでも完全バイトを引き出せる可能性を秘めた最終兵器がこのシンキング・ペンシルです。
シンキング・ペンシルなら何でもよいという訳ではなく私の経験はもちろん新潟のケケチさんの実績からもこれを押させて頂きました。


閉鎖域で繰り返しアタックされることが多く、青物よりもルアーへのセキュリティーウォールが厚くなりがちなシーバス。
それを超えて完全バイトを引き出した北舘さんの勝利でした。
ワイルドな青物の活性を前提として作られることの多いソルトウォーター系のルアー。
一方で河川シーバスへの困難な攻略で生き残ってきたオスプレイSPが青物で常勝してしまうのは当然といえるかもしれません。

今朝も山本はカンパチをオスプレイSPencilのポッパー操作でランしています。
ロッドを立て、ゆったりしたテンポで水面へのトゥイッチングを入れてゆくだけです。
時合いが合えばもはやこれを無視して素通りできる青物はいないとすら言えます。
そして必ず言ってよいほど完全バイトに誘い込まれます。
カンパチは非常に手強いターゲットですが、彼らがボーグルアーから逃れる方法は、その圧倒するトルクでストラクチャーに持ち込み潜伏する以外にないでしょう。


しかしオスプレイシン・ペンが良いといってもまずこれの静寂なるリトリーブを信じ、
キャスティングし続けられるかがアングラー側のウォールとなって立ちはだかります。

特にウォブリングの脈動がないと釣れる気がしないというウォブリング派のアングラーにとって、
このシンキング・ペンシル操作へのハードルは高いのです。

そもそもルアーでヒットが得られるのか?
という第一のウォールを超えてこられたアングラーであれば、シンキング・ペンシルの空虚感という心理の壁も超えることができるはず。
このシン・ペンは本当によく釣れます。
リップは必ずしも必要ないのです。
ウォブリングの脈動は実はアングラーの不安を取り除くためにあるとさえ言えるのですね。

ロールでもウォブリングでもなくリップでもなく・・・?
・・ならばヒットへの核心となるルアーのエッセンスとは何か?

それは・・・水と異なる動きをしていること・・なのですね。

しかし棒切れとオスプレイは同じではありません。

水と異なる動きをする中でのオスプレイボディーの浮力、重さ、シルエットが奇跡的なスライド感、沈みの自然さ、トゥイッチングへの適度な抵抗、ターンへの自然な加速度、美味しそうなボディーライン等へと結晶化していたのだと思います。それは偶然にです。
これをCG上の設計の段階で予測することは不可能。
ファルコンSB/Ironが奇跡的なバランスを実現し世界記録に通じたことと同じかもしれません。

2号以下のPEラインキャスティングにおける抜群のあの飛距離と共にこのような、非常な幸運によってこのオスプレイ・シンペンが生まれていたといえます。
オプセル社山本が自信を持ってお奨めさせて頂いた理由はこのようなものです。

それを真摯に受け止め実践してくださった北舘さんに本当にありがとうございますとお伝えしたいです。

みなさんコンセプトはよく理解してくれます。
しかしその壁の先に広がっている広大で劇的なヒットの楽園についてはなかなか思い描いて頂けないのです。

体験に勝る学習はなし、と言いますが肝心な体験へのきっかけはまず思い描くことから始まっているはずです。
「想像こそがパラダイスへの道」と思う山本です。

その核心を理解して頂き、体験に近いイメージを現場で重ねて頂けたことが素晴らしいと思いました。

ボーグ・フィッシングはロマンティックです。
多くが解き明かされてしまいつつある現代のミステリアス・アイテムといえるかもしれません。

松崎で初めてお会いさせて頂き、その後の目覚しい進化を続けおられる北館さんに新鮮な感動をもらいました。
これからもいい釣りをしていってください!

山本より





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