11月6日 ファルコンペンシルポッパー

【11月5日】
ホームである湾内は,今サワラだらけ。少し明るくなると騒ぎ出す。
ミノーのただ引きでも食ってくる。
おもしろいターゲットだが,他の魚を狙っている時には頭を抱えてしまう。

明るくなる前に,地味で且つ目立つカラー,ゆっくりで且つ目立つアクションを意識してルアーを選択。
必然的にボーグ・オスプレイ・ペンシルポッパーの木村SPカラーを選択した。
ストラクチャーの際を狙い,あのサワラの猛攻をかわしながら,ようやく50pのシーバスをヒットさせることができた。

【11月6日】
さて翌日は,湾内のサワラ攻撃を避け,サーフに出てみた。これから波が高くなるらしいので,今がチャンス。
少し,波も出てきており,いい感じ。

もちろん,最初の狙いはクロダイ。
テトラ際をボーグ・ファルコン・ペンシルポッパーで流す。
なかなか当たらない。明確なパターンがつかめないのに先日から連続ヒットなんて甘いことないか。

しばらくすると沖のハンプ状(波がそこだけ高い)でモヤモヤした感じが…。
魚の気配。サワラではないらしい。
ファルコンを遠投する。重心が後ろにあるので,ものすごいカッ飛び。
楽勝にキャスト範囲。一呼吸おき,軽くトゥイッチさせるとバフッときた。
ものすごい重量感。首だけ出してエラ荒い。シーバスだ。
しかも,今期最大かも〜。テトラもあるので遊んではいられない。
手元にきて,かなり首を振られたがしっかりとダブルクラッチ。→(離脱した前後フックのスライディングクリンチメカによるクリンチフッキング・・長ーっ)。
このダブルクラッチは本当に病みつきになる。
波の勢いをかりて砂浜にズリあげた。80p,4.1s。

ファルコンポッパーは普通のミノーにはないイレギュラーアクションがいい。
反応しない魚も反応してくるという感じ。
少し早いが,新潟サーフシーバス開幕でしょうか?
しばらくは,このルアーを持ってサーフ通いになりそうです。




2005年9月18日〜11月3日   11月3日アップロード 

テスト機 釣行報告

オスプレイ90 →ディープ・ダイバー
ファルコン128 → ペンシル・ポッパー

1]オスプレイ90 →ディープ・ダイバー レポート

私は,このルアーを手にした時,春のプリスポーンバス,ボートによる河口ドラッキングシーバス,そしてフラットヘッドフィッシュをターゲットにしようと考えた。
深場をゆっくりと丹念に探ることができるスカイダイバーは私が望んでいたルアーの一つ。

ルアーの動きは,着水後リトリーブをすると,すぐにディープに向けカーブを描きながら探りだす。
トゥイッチ後のポーズは,若干フローティングするもののサスペンド状態を保つ。
また,キャストはミドルビルが空気抵抗の影響で大きく減速,飛距離減するかと思えば,全くその問題もなかった。プロトタイプながら完成度が高い。

 実釣は,秋の湾内。サヨリ,アジを意識し,シャローに目を向けているフラットヘッドフィッシュ。
フラットヘッドフィッシュの場合,私の狙い方は,トップ
(ポッパー)→ボトム(ワーム)→サスペンドミノーという図式である。
サスペンドミノーは,タフった時の最終兵器。9月18日,22日ともにタフコンディションで,ワームでも食ってこない日であった。
以前ボートでチェックした沖目の2段ブレイクをヒットゾーンと想定し,その沖にキャスト。
グリグリとリールを巻き,底にコンタクト。
その後,トゥイッチ・ポーズの繰り返し。
ブレイクを少し越え,ポーズをとった時にガツンときた。
18日にはマゴチ,22日にはヒラメがヒットした。



共に40pくらいのアベレージサイズである。

 また,底を狙っているとトップではサヨリを食うシーバスの姿を目撃することがよくある。
その場合には,夜の場合はオスプレイ
SSでネッチョリと。日が昇った場合は,オスプレイHSでシャカシャカするのが私流。

写真のシーバスは,オスプレイ
HS(カラーは同じだが オスプレイHS)で10月1日に釣ったもの。
秋の湾内は,たくさんの種類の魚をターゲットにできるので忙しいが,うれしい悲鳴でもある。

2]ファルコン128 ペンシルポッパーレポート
 (重心テイル固定、ウェイト調整、リップ加工によるドッグ・ウォーキングモデル)

 このペンシルポッパーで夏のバスをターゲットにできたら楽しいだろうな〜と思った。
しかし,手にしたのが秋も中盤。
カラーもクロダイに抜群に強い木村
SP
こうなったら,このルアーでクロダイの新潟パターンを探ろうと決心した。

 新潟の海岸は,磯場もあるものの,主にサーフとテトラ。
なんとかサーフ&テトラパターンで釣りたい。

 ペンシルポッパーが届いた次の日,早速ジギングの帰りに磯場でキャストしてみた。
重心が後方にあり遠投がきく。
ポーズの状態は,ほぼ垂直にフローティングし,弱った魚そのもの。
「助けてくれ〜」と言わんばかりのルアーの表情と状態は実に愛くるしい。
軽くトゥイッチを加えると,心地よいドッグウォークアクションをする。
ただ,バスでいつも平水で釣っていた私にとって,この波の中,アピール力がいかほどか…ちょっと不安になった。
結局,磯場で釣果がなく,サーフでも釣果がなかった。
もっともサーフは荒れた時がいいとクロダイ師が言っており,このペンシルポッパーは不向きだと感じた。
試行錯誤をしながら,湾内平水域のテトラなどのストラクチャー狙いをすることにした。

 実釣は,10月20日,24日,28日,11月3日。
とにかく,ストラクチャー際にキャストをし続ける。
しかし,アクションが迷った。
テリトリー意識の魚なら,速めのトゥイッチをし続けたい。
食意識の魚ならスローに攻めてポーズを入れたい。
まったく相手がわからない状態で不安なのだが,それが逆に楽しい。
いろいろと試行錯誤をした。20日のヒラメ,24日のマゴチは共にポーズをとっている時に下からボコンときた45p。


よくまぁー,底から食ってきたもんだと感心してしまった。

28日のシーバスは連続トゥイッチできた50pである。

本命のクロダイがなかなかこない。3日は,都合により2日の夜からの釣りである。
夜での釣りのため以前から不安に思っていたアピール力を補うために,自分で滅茶苦茶下手ながらもリップを付け,ポップ音を出すことにした。
狙いも電灯があり,少し沖目の縦ストラクチャーである。
ストラクチャーの沖にキャストし,「ジュボッ,ジュボッ」とポーズを入れずに引いてくる。
するとガボンという音とともにルアーが消えた。思いっきり合わせる。遊動フックがガッチリフッキングした雰囲気。
これで安心。魚が底へ底へと突っ込む。
今までの引きとは違う様子からクロダイとわかった。
慎重にネットを使う。「クロダイか?」
電灯に映し出された魚は,念願のクロダイ。40pを切ったが,狙ってとった実にうれしい1匹。
(私が付けたちゃちなリップは完全に吹っ飛んでいました。苦笑。)

 まだまだ,新潟パターンとはいかないが,これから探求していこと思う。

BFT新潟 山田純一