ボーグマン タイムラグ レポート 2008年9月〜12月
山口 哲史 さん (兵庫)
2008.09.05
8/18発送して頂いたオスプレイと地元釣具店で仕入れた
ファイルコン&オスプレイのみ持参しての釣行です。
小型やキープ時以外はなるべく早くリリースする為メジャーも当てない事が多いです。
タモ径は60cmですので、そこからおおよそのサイズを察してます。
また、写真撮影にも時間を掛けない為、良い画像がご提供出来ませんがあしからず。。
○釣果
1尾目(ヒラ 60cm) オスプレイ ジャックHS オールナイトダイヤ
2尾目(ヒラ 40cm) オスプレイ ジャックHS オールナイトダイヤ
3尾目(ヒラ 50cm) オスプレイ フェアリーパールホワイト
4尾目(ヒラ 50cm) オスプレイ フェアリーパールホワイト
日暮れ〜夜中にかけての釣果です。
濁りがない為、大型は出ませんでした。
この4本はいずれもユニットの離脱はなく
残念ながらボーグの真骨頂を実感する事が出来ませんでした。
2008.09.14
9/5に続いて今回もファイルコン&オスプレイのみ持参の釣行です。
ただ今回の画像にはボーグ機が写っていません。
○釣果
1尾目(ヒラ 65cm) オスプレイ ジャックHS オールナイトダイヤ
2尾目(ヒラ 40cm) オスプレイ ジャックHS オールナイトダイヤ ※画像なし
3尾目(マル 80cm) オスプレイ ジャックHS オールナイトダイヤ
4尾目(ヒラ 50cm) オスプレイ ジャックHS アルビナ
日暮れ〜夜中にかけての釣果です。
今回は連れと釣行したので撮影をお願いしたのですが写真撮影が不慣れな為、
ラン後は即効でフックを外し撮影&リリースを優先しました。
ですので、フッキングの様子はおろかボーグの「ボ」の字も写ってなく単なる釣り画像になってしまいました・・。
証人は連れしかいませんが、紛れも無くボーグによる釣果です。
3尾目の80cmのマルはスレ掛かりでした。
途中、前後どちらかのフックが外れた衝撃が伝わりヤバイかな?
と思いながらも何とか引き寄せてラン。
フロントフックには20cm程のタオルような物が引っかかっていました。
途中からはタオル + 80cmのマルを1本のフックで支えていたのでしょう。
この状態でラン出来たのも遊動フックのなせる技でしょうか?
2008.09.21
○釣果
1尾目(ヒラ 50cm) オスプレイ ジャック 赤金オレンジベリー(ホロ)
2尾目(マル 95cm) オスプレイ ジャック 赤金オレンジベリー(ホロ)
3尾目(ヒラ 73cm) オスプレイ ジャック 赤金オレンジベリー(ホロ)
今回は台風13号通過後の9/21の釣行です。
期待した濁りはすでに取れかかっています。
この日はランカーヒラを期待したのですが代わり95cmのランカーマルが出ました。
申し分の無い引きを存分に楽しみ、ラン後のフックは画像のとおり伸びていました。
通常のルアーではバラしていたかも知れません。
遊動フックがうまく負荷を分散してくれたのだと思います。
その後ランした73cmのヒラもすばらしいアタリとファイトです。
やはり濁りが入ると食いが違います。
前回、前々回はオスプレイでのランばかりなので
今回はファルコンLB/ironも使いました。
日暮れ時に「ガツン!」という強烈なアタリでヒットしたのですが
2回目の重いエラ洗い直後にフックアウトしました。
どうやらフッキングが甘かったようです。
しかし今回までの実績からして、もうボーグを外す事はできません。
2008.11.21
○釣果
1尾目(ヒラ 75cm) ファルコンSB/SKYPASS オールナイトダイヤ
2尾目(ヒラ 55cm) ファルコンSB/SKYPASS オールナイトダイヤ
3尾目(ヒラ 60cm) ファルコンSB/SKYPASS オールナイトダイヤ
4尾目(ヒラ 60cm) ファルコンLB/IRON イエローフラッシュ
今シーズン初の磯ヒラ釣行です。
ポイントは少しガチャ波ぎみでした。
今シーズン初の磯ヒラはこの日最大の70cmでした。大変キレイな魚体でした。
夏場は夜の釣行がメインですが、やはり白昼に真っ白なサラシから出る磯ヒラは一味違いますね!
これでオスプレイとファルコン両機でのヒット&ラン達成です!
根に引っ掛けたファルコンは、ユニットからボディが離脱すれば
ケーブルカーのように波に乗せて少しづつこちらに寄せれば何とか
回収可能ですね(時間は掛かりますが)。
今回は運よくユニットも外れて無事生還です。
他のルアーなら確実にロストでした。
2008.12.06
○釣果
1尾目(ヒラ 65cm程) ファルコンSB/SKYPASS チャートオレンジホロ
2尾目(ヒラ 80cm程) ファルコンSB/SKYPASS チャートピンクホロ
1月並の寒さで岬先端は突風でした。
少しはやめにポイントに入った為
まだ潮位が低くミノーを根に取られる危険性があるので
まずはリップルポッパーで様子を見る事に(他社ルアーですみません)。
サラシの中で3回ほどアタックがあり、さい先良く70cmと65cmのヒラを取りました。
その後、潮位が上がってきたのでファルコンをセットします。
少し沖合いで出たのは65cmのヒラでした。この1本を追加し午前は終了です。
午後からはファルコンで沖目の岩や沈み根をチェックします。
そして、朝一70cmが出たあたりと同じ場所で出たのがこの80cmのヒラです。
今シーズン2回目の磯ヒラ釣行で、計8本(うち6本はファルコン)は上出来です。
特にファルコンでとった6本はすべて完璧なクラッチフッキングでランディング時の
安定感と信頼性も抜群です。
この日は2回ファルコンを根に引っ掛けましたが2回ともボディーだけは何とか回収できました。
2008/12/30
○釣果
ヒラ 50cm程 ファルコンSB/SKYPASS オレンジホロ
※デジカメを忘れたので携帯で撮影しました。
海は荒れてはいるのですが、背後からの強風でサラシが広がらない状態です。
その為、朝一は不十分なサラシで不発でした。
一度車に戻り休憩した後、釣りを再開します。
風は相変わらず強いけれど、波高があるので風でサラシが潰される事が無くなり
良い状態になってきました。
しかしなかなか出ない・・。
粘ってようやく出たのがこのヒラで、岩の際にキャストし一瞬フォールした後リーリングすぐにヒットです。
同じ場所に何回も打っていたのにフォールさせたのが良かったかな?
山口 哲史 さま
いつもお世話になっております、オプセル山本です。
ご登場いただきありがとうございます!
(ボーグマンの皆様には素晴らしい釣果を上げておられる方々がたくさんいらっしゃいます。)
山口さん、ヒットを連発ですね!
連発にはフィールドへのぬかりない注意が必要です。
釣りだけでなく歩き方や光の当て方など的確な操作をしておられるのだと思います。
そしてやはりバラしが少ないことは連発のカギになりますね。
クラッチフッキングはフック部にストレスが発生していなければ起動しませんがターゲットのパワーや掛かり方によっては必ずしも離脱する必要はないのですね。
しかし強力なターゲットと対峙したときは離脱はほぼ100%起こります。
そして約90%がクラッチフッキングへと展開します。
エラ洗いで外されやすいヤスリ状の歯の上にフッキングした場合などボーグは前後フックの「掴み取り効果」によって針が刺さっていなくてもランディング位置まで魚を確保することも可能です。
ランディング直後にフックアウトしたとしても魚体を確保できれば良いのですね。
針伸びに対してもよくフッキングを守ってくれますし半伸びした場合でもクラッチフッキングによりバラしは最小限に抑えられます。
フックユニットの懸架圧は強い魚レベルに設定しています。
小型魚でも離脱するようにした場合ボディーウェイトのカウンター効果を与えられなくなります。
するとアタリは出せてもフッキングが得られにくくなります。
(フックをただフリーにした場合、魚は刺さらずにチクっと添ってきただけの針に気づき簡単にはずしてゆきます。)
ところが重量のあるボディーにつながった針を噛んだ場合、針先は少しだけですが質量慣性によって刺さってしまうと考えられます。
フィッシュイーターの攻撃には相当なスピードがあるからですね。
重い家具からはみ出した釘やトゲは危険です。
そこに勢い良くぶつかったら大変。
しかし軽い紙の箱からはみだした針は刺さる前に弾かれるためそれほど危険ではありませんね。
ボーグルアーが生まれるまでのこれまでの半離脱システムはただフックをフリーにしていたようです。
これですと魚からの攻撃に対してボディーマスを利用したフッキングへの初期カウンターを返せません。
これはアングラーが打ち込むアワセとは異なるヒットの極めて初期の衝突です。
しかしこの一瞬が釣果を左右するほど大切なのですね。
ボーグのインパクトアンカーはこの魚からの攻撃への錨(イカリ)、つまりアンカーとして機能するという意味なのですね。
魚の攻撃を一瞬受け止めインパクトを反転することで初期フッキングを成すのですね。
つまりインパクトアンカーによって針がボディーに一時的にロックされていることは魚にとって非常に危険なのです。
アタリが出てしまいアングラーにアワセを入れられてしまうわけですから。
そして更にアワセの直後にユニットは離脱し、軽量化し、今度はクラッチフッキングで挟み込むという初期カウンターの仕組みからは矛盾するような動的なメカが待ち受けています。
その相反しやすいメカにベストなセッティングを見出せたことがボーグルアーの高い釣果につながりました。
やりすぎという方もいますがこのくらい用意して戦わなければアウェイでの戦いは不利になる一方です。
まずフィールドには危険が潜んでいます。
最高の緊張感と平常心とのブレイクラインで覚醒し戦う必要があるのですね。
メカが強力にフッキングをサポートしてこそ閃きと注意力を思い出すことができます。
まず安全のために・・。次に取り込みのために。そして最後の雄たけびのために。
ヒットについてだけ語られる事の多いボーグですがボーグ・フィッシングは釣り全体の質を高めてくれると考えています。
より安全に、そして連続ヒットと共に心から楽しめる釣りを目指して欲しいですね。
長くなってしまいましたが3ヶ月に渡る山口さんの釣果には様々な視点からの挑戦、模索がなされていますね。
こんな楽しみ方は通常ルアーにはないですが遊動フックルアーなのですからあたりまえですね。
根がかりの外し方も参考になりました。
タオルとのまとめてランにも驚きました!(笑)。
いつでしたか新潟で根掛りしたのでやむなく引き寄せると鉄筋の入ったコンクリートのようなものに自分のボーグではないオスプレイがつながっていて、それにシーバスがヒットしていたらしいです。
(いま古源さんに電話して聞きましたところ訂正はちょっと違うようです。)
正しくは
→ 新潟BFTの古源さんが根かかりの多い位置を撤去しようとウェーダーとギャフでそのストラクチャーを引き上げたところ
そのストラクチャーにロストされていたジャンクションさんのオスプレイが付いていてそれにボラがヒットしていた、
というのが真相でした。
この模様はジャンクションさんのご釣友のスケキヨさんが現認していたとのことでお二人で感動したらしいです。
なにせそのオスプレイはジャンクションさんがオプセル社のある松崎に来られたときに山本がプレゼントさせて頂いたものらしいです。
驚きましたね(笑)。
それと
12月6日の80cm平鱸はかなりのグッドサイズですね!
重さも5.5キロくらいはありましたか?
山口さんはバラしの時もしっかり記述されていますのでレポでは殆どランディングに成功されている様子です。
これはボーグルアーではよくあることですが山口さんの操作が十分に的確であることも証明していると思います。
お顔もカミングアウトさせて頂きました!(カッコいいです!)
またいい釣りをしてください。
引き続きボーグルアーをよろしくお願いいたします。
山本より