BFT Report    


新潟 山田純一 さん




【レポ−ト2009年をふり返って】




○シーバス編

2009年。釣果としてはあまりよくない年でした。

また,仕事も多忙,家庭もあたふた・・・。

釣りに行く機会も激減しました。

これは年初から予想されていたことでしたので,
秘策として,またオリジナル機の作成をお願いしました。




フィールドの開拓はできないため,必然と人気エリアの釣りになってしまいます。
そこで釣り負けないルアーです。

ボーグは元々,釣り負けないルアーです。
周りが釣れていなくても,なぜかボーグにはヒットする。

そんな経験をしているのは僕だけではありません。
以前,BFTのSADAさんと「ボーグのリリースホールの効果なのでは」と話をしたことがあります。

ボーグは水をしっかりとつかんで泳いでくれます。
これは,磯のヒラスズキ釣りで既に実証済です。
一方,流れのほとんどない湾内や河川での泳ぎも天下一品です。



しかし,他のルアーと泳ぎが違う所があります。
それは,スローでリトリーブすると,ウォブリングから一転,ノーアクションでスイミングします。
リリースホールから水流が流れる結果だと思うのですが,
このアクション変化が魚にスイッチを入れるのではないかと思います。



スレている人気エリアで釣りをする上で,このアクションを際立てたいと思いました。
カンタさんに無理を言い,ウェイトバランスによりウォブリングを抑えた機を造ってもらいました。

そう,アメンボーのように,棒のように水面を「スーイスーイ」と泳ぐ。
カラーは大型に効果があるレインボー。
合わせて「雨坊(アメンボー・レインボー)」 。








効果はすぐにあらわれました。

場所,人気河川エリア。

周りには釣り人約10人。

まだ誰一人釣れてはいない状況で「雨坊」投入。




着水後,水の流れに逆らわないようにスローリトリーブ。

U字を描き,方向転換する時に「ゴゴン」っとヒット。

釣れてきたのは,80p弱のシーバス。


このルアーの機能性を確認して1時間程度の釣りの後,帰路につきました。



1週間後,別のポイントへ。

ここも8人程度の釣り人。

プレッシャーもかなり高そうです。

迷うことなく「雨坊」投入。

同じようにスローリトリーブ。数投後にアタリ。

釣れてきたのは60pくらいのシーバス。



その1時間後,また60pくらいのシーバスを追加しました。

その間,他のアングラーのロッドが曲がることはありませんでした。




また,1週間後。

そろそろランカーの顔が見たいと思いました。

1時間程度の釣りなので遠方に行くことができません。

また,近場の激戦地区へ。

挨拶をして釣りをさせていただきました。

両隣の間隔は8bくらいでしょうか。

極端のU字を描くことができません。
若干早めのリトリーブ,

浅めのU字でしたが,「ガツン,ジィー」久しぶりにドラグが鳴りました。
ランカーの手応え。

両隣の方に迷惑をかけながらランディング。


「これが,ボーグルアーですか?」とボーグルアーは知っていたけど初めて見たとのこと。


機の予備があれば使ってもらいたいなあと思いました。





魚持ち写真も撮ってくれました。




結局,シーバス釣りは今年3回しか行けませんでした。
その最後にランカーが釣れてよかったです。






○イナダ編


今年の季節の流れは早かったです。
イワナも絶好期を逃し,サーフから狙うワラサの絶好期も逃してしまいました。

仕方なく,ボートでナブラ打ちに行くことにしました。



ボートでナブラを追い,釣っていくのですが大型がなかなか出ません。

ルアーも効率の良いジグを使用します。

使用したルアーは「ジグ・ボーグ1オンス ワラサーフカラー」。




シラスを食っている時は,なかなかジグを通しても食ってこないことが多いのですが,

ジグ・ボーグは,リトリーブ抵抗が少しあり,水面での水飛沫が他のジグよりもアピールがあります。

スレさせないためにも絶対バラしたくありません。

また,ワラサが掛かるかもしれません。

スレるどころか,水飛沫アピールで活性が上がる一方でした。


爆釣です。


ワラサは釣れませんでしたが,イナダは数が数えられないくらいです。

その中でバレは1度もありませんでした。

バレやすいイナダで,この数字は驚異的です。




もうすぐバイブレーションも発売されるそうです。このジクのように驚異的な確保率になるに違いありません。






山純さん


レポありがとうございます!

昨年は3度しか釣りにいけなかったのですね。

お疲れ様です、

しかし良く釣ってくれました。



雨坊レインボウはSB/Sky-passのストレイトスイム効果をクローズアップさせたバージョンでした。

山純さんや古源さんのご指摘の通り
ファルコンのストレイト・スイムとウォブリングとの往復はベイト特有の慣性移動&スイムそのものです。


常時ウォブリング嗜好派の方には「SB/Ironの方が良く泳ぐ」とジャッジを分けるポイントです。


山純さんご指摘のように
この棒スイム往復は非常に強いアピールがあると山本も考えています。



棒 → ストレイト・スイム は泳ぎという視点でゼロアクション。

変化がアピールを作っているとすれば
ウォブリングの「程度の差」はゼロを基準とした「無から動への変化」には及ばないのですね。



ゼロは比較するものがたとえ小さな0.1だとしても
非常に大きな変化として認識されるはずです。


たとえば
聞こえにくいテレビの音を大きくするよりも、
壊れたラジオから微かに、
しかし突然にニュースが聞こえてきたとしら・・・!
インパクトありますよね?

ゼロの威力とは例えればそんなものでしょう。

ベイトをよく観察して頂ければ分かりますが彼らはウォブリングとゼロ=ストレイト・スイムを往復しています。



そのストレイト・スイムの間に

彼らは疲労を除き、

周囲を観察し、

ともするとフィッシュイーターの襲撃を回避する方向転換を起動すると推測されます。




ゼロはプラスに行くのか?
マイナスに振るのか?
どちらか分からない中間点でもあります。


彼らはそのストレイト・スイムを利用し次への変化を悟られないようにしているのかもしれません。

またフィッシュイーターのほうもストレイト・スイムの直後に決定されるベイト次の逃避路に集中し、
方向変換が決した瞬間のフィックスをバイトしてきていることもおしはかれます。


つまり
ストレイト・スイムの瞬間を秘めたボーグルアーが一人勝ちすることが多い理由がそれなのかもしれません。

山純さんの今回の釣行のように、多くの地域から寄せられる実績がそれを裏付けています。


バージョンでいいますと
SB/Sky-passがもっともストレイト・スイム効果が強く現われますが
SB/IronにもLB/Sky-passにもまたLB/Ironにすらそれが見られます。

ということは
やはりリリースホールの効果といえるでしょう。

これは設計によって予定されていた効果ではありませんが
副次効果として素晴らしい力をボーグルアーにもたらしてくれました。


泳ぐのに泳がない瞬間を併せ持つ性能。
この動と静のバイト誘発力にクラッチフッキング捕獲力が加えられた総合力。
これがボーグルアーの真の成り立ちなのかもしれません。


その力、いや「面白さ」に気づいていただけた全国のボーグマンの皆さんに感謝です!

そしてボーグマンへのコミュニケーターとして頑張って頂いている山純さんたちフラグシップBFTの皆さんに感謝です!


ボーグ・バイブレーションも革命を起こせるかどうかの間際に来ています。


今年のほうが釣りができそうですか・・・良かったです。
またいい釣りをご報告ください。


今年もよろしくお願いいたします。



ボーグ山本より







ルアーパラダイス新潟 http://www3.ocn.ne.jp/~yamajun/


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