BFTレポート  加地武郎さん


2007年3月30日  

お疲れ様です!

前夜のリベンジに行って来ましたよ!

色々自分なりにイメージトレーニングを積んでタックルセッティングも考え直したのですがあえてリベンジに燃えるためバラしたときのままのタックルで同じルアー(ノーマルSB/Iron)で望みました!

ただし、少しだけドラグ調整は弱気に・・・(^_^;)


現場に到着すると前日とほぼ同じような状況で時間帯もほぼ同じ。

期待は高まります!1時間ほどあたりなく目ぼしいポイントを点々とたたいてまわりました。

ふと空を見上げると昨夜と同じ半月に近い月がやや西よりから水面を照らしていました。

昨日のバラしと同じくらいの時間帯やなぁ〜と思い同じような潮目を探して少し歩いて移動。

ありました!岸から左沖へ向かって払いだされる潮目!

前日もこの潮目に沿ってルアーを通し足元でヒットしたのです。

なぜか投げる前から確信してました!

絶対にくる!


潮目に沿って軽くキャスト!流れを感じながら丁寧にトレースし波のタイミングを合わせて波打ち際へルアーをドリフトさせた時!ガンッ!

来たぁ〜〜〜!!!アワセを入れたと同時にエラ洗い!


もひとつ同時に寄せ波!ヒラは自分から岸へ・・・。

2秒?3秒?あっけなくランディング(^_^;)

サイズは73cm・4.5kgと前日の魚には及びませんが

ファイトのためのイメージトレーニングもむなしくヒラスズキは堂々と浜に横たわってました(´▽`)



2007年3月29日

前夜、痛恨の時差レポ

お疲れ様です!

スランプ脱出か・・・
昨夜はとんでもないのが噛んできました!
結果から言うとフックアウトしたのですがピックアップ寸前のルアーはロッドティップから2メートルくらいのラインを残しデカヒラのついばみバイトに襲われました!!!

瞬時にエラ洗い!半月の月夜に照らされた水面にはド派手なスプラッシュが見えました。

反射的にあわせは入れたでしょうがなんせ近すぎて今思えば甘かったと思います。

普段よりきつめに調節したドラグから強烈なパワーでラインを引きずり出して3度の締め込みを見回され、引き波に乗ってルアーだけを投げ帰してきてモンスターは去っていきました(-_-;)

ユニットは離脱してましたが、運悪く2次セットには至らなかったようです・・・。

僕のファイトスタイルはやり取りをするタイプであまり強引なファイトは得意ではありませんがたまたま昨日はヘビーロッドに太めのラインをセットしフックも太軸に交換し短時間のランディングを試すつもりで釣行したのが、あだになりました。

滅多にチャンスのない大型でしたが残念です。

ボーグでは通常ルアーではミスバイトに終わってしまうようなショートバイトも拾うことがあるためフッキング〜ランディングに持って行くチャンスが通常ルアーよりはるかに高く遊動システムによるサポートフッキングに移行する可能性も含めればロッドセレクトはスローテーパー気味のものを選び(魚の頭の動きに合わせてティップが入り2次フッキングを誘発)少々強めの合わせを心がけ(ユニットの作動とフックの貫通)やりとりには強引なファイトを極力さける。

(ココまでのプロセスで極限までバラシをキャンセルランディング率は高まっている)

今夜は上記の内容を加味してリベンジに行ってきます!






加地さん

やりましたね!
前日深夜の一行メイル
 「デカイのバラシました」
は私にも「いたたた〜!」でしたよ〜
ゲットしてくれた個体はそれには届かなかったようですが73cm、4.5キロはスポーニング後(?)ながらナイスボディーです!
おめでとうございます!

秒殺ランだったようですが出撃前のイメトレは効果あったのでは?
多分がっちり掛かったヤバサを感じこのヒラさまはパニクりましたかね、
焦った彼女は走りに移る前に後ろ波に押され苦し紛れに尻尾煽ったら陸にのし上げちゃったんでしょうかね?
私もサーフに崩れる直前の波の壁から抜こうとしたファルコンに飛び出しながらヒットしたヒラを数秒でランディングしたことあります。

前日のブレイクではドリフトさせたかった波打ち際への到着リズムが合わなかったようですね。
かっちりと十分な体勢で噛んでくれればボーグはアワセにはあまり関わり無くランディングできることが多いですね。
ランディングしやすいサーフでのモンスターだったのでよけいに惜しまれますね。

もし長尺ロッドで少しでも溜められたら違ったでしょうかね?
サーフなら10フィートあれば対応はできると思いますが私はあえてロングロッドを使用してます。
やはり加地さんもよくご存知の通りヒラはピックアップ直前に襲って来ることが多いですね。
ドリフト、サスペンド、など一番大切なリトリーブの仕上げにショートロッドは自由を奪われやすく、波が大きい場合はより危険な位置に立つしかなくなってしまいます。
またなかなかピンと来ないでしょうが自分の姿も見られやすくなるので不利なんですね。
バイトし損なってユーターンしてゆく姿を見たことがある方も多いと思いますが間違いなく水中からもあなたの姿は見えていますよ。

私がロッドの長さを決めるときに基準にしていることがありますがそれはルアーのピックアップが楽に出来るかどうかです。
注意しないと岸に掛かりやすくなっているときはロッドが短すぎると言えますね。
と言うのもロッド長さの不足というハンディーがあるとドリフトしたい位置、サスペンドしたい位置に来ているにも関わらず岸に気を取られ十分にルアーをコントロールできなくなるからです。
耐え切れずピックアップしたルアーはせっかく起動しかけていたバイトプログラムを狂わせてしまうんですね。
まず自然界のベイトは空中には消えません(笑)。
岸に追い詰められるとそこで留まるか周回します。
ヒラはファルコンを追いながら追い詰めるストラクチャーを想像し襲うタイミングを逆算していますから安易にピックアップしてしまうことは禁物です。
重ねますが「空に消えるベイト」なんてものは自然界には存在しないんですね。
ヒラは食うのが下手と言われる方は多いですがスレている場合は別として私はミスバイトの原因はアングラーの側にあることが多いと考えています。

よく「トゥイッチ一発で食わしたぁ!」なんて武勇伝されている方もおられますがその個体はルアーを知らなかったか高いフィーディング状態にあったと考えるべきでノーマルに引いていてもいずれ食っていたと考えられます。
ヒラ、特に狡猾な大型は簡単には口を使ってくれません。
トゥイッチングは確かに有効ですがあくまでも「自然に見てもらうためのトゥイッチング」であるべきです。
スレはじめた群れに変わらずトゥイッチングリトリーブを続けることは「わたしらはベイトじゃありません」ってアピールしているようにものでほぼ食わないでしょう。
彼らは思っている以上にワイルドであり同時に学習能力は高いのですね。

私のヒラ釣りでのモットーとしてルアーを食わせるのではなく「食べていただく」というのがあります。
そのためのリトリーブは自然であること・・・のみです。
もっとも食べやすい位置、食べやすいサラシのリズム、食べやすい境界の一番盛り上がる逆算された食卓に来ていただき、もっとも食べやすい速度でもっとも美味しそうにみえる照明にファルコンを盛り、十分な体勢で食べて頂く為に全力を尽くす、と言うコンセプトです。
アングラーの頻繁な攻撃を受け続けているメジャーポイントのヒラはそれでやっと食べてくれるのですね。
私の場合憧れのターゲットに食わせるなんていう接し方は恐れ多いんですね。

ですから私はヒラでは12フィート以上のロングロッドをおすすめします(私は13〜15を使用)。
商業的には購買層に馴染みやすい10〜11が売れ筋と思いますが現場では役に立ちません。
大切なチャンスを失い続けます。
あふれるようにターゲットの繁茂する地域ならともかく伊豆のようなワンチャンスに賭けなければならないフィールドではNGです。

加地さん、その消え去ったターゲットはまた巡ってくる可能性がありますね。
今年春?秋?来年?さらにでかくなって?
モンスターとのガチンコ勝負は禁物ですね。
私も加地さんと同じく魚の泳ぎを想像しながら時間を掛けて取り込むタイプのアングラーです。
もちろん行かせてはならない根があれば針が伸びてもスプールを抑えきりますが・・。
近くなら頭の進む方向を誘導すればコントロールできますよね。
これは井上友樹さんが上手ですよ。
加地さんのフィールドもまた年に一度はモンスターに会えそうなフィールドですから気長に吉報お待ちしています。
さしあたりリベンジ成功といったところですねy(^ー^)y
お疲れ様です、

ボーグ山本より

追伸
加地さん釣りビジョンの「五畳半の狼」、DVD送ってくれてありがとうございます(お友達の方によろしくです)。
見ましたよ〜
井上さん三段跳びで登場でしたね!
ファルコンのことをよく理解してくださっていて感動でした!
菅原さんも伊豆によく見えてるとのことですね!どこかで遭遇したいです。
世界記録魚の画像、あれ井上さん、欲しいです(笑)。
港のジャックヒット画像と一緒に・・・。(業務連絡でーす)

業務連絡2
ヒラ用ファルコンはスティンガーST-46−2、またはST-41−2を標準にしたいです。
56−2は遊動ルアーにはやや太過ぎるかもです。



加地武郎さん 釣行ダイレクトリンク
Kaji05.12.16-72HG Kaji05.12.21
Kaji06_5_7satsuki Kaji06_6_11Satsuki39c
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