2007年7月3日 BFTレポート  加地武郎さん 


お疲れ様です!

昨日の夜は鳴門にスズキ行ってました。

今年の鳴門(紀伊水道一体)は早くからカタクチイワシが多く入っており5月ごろにはマイワシも入ってベイト天国状態です。
港湾や護岸など夜間に照明が入るエリアでは水面に群れるベイトの絨毯になってて当然ながらスズキも大小、かなりの数がサイトで確認できます。

こんな状況でルアーを食わすのは結構、至難の業ですがね・・・。
24時間食わすことも可能ですが。

あまり性に合わないので、近くのゴロタ浜へ!
8時〜10時頃までの潮の動く時間帯だけを効率良く釣り45〜60cm後半くらいのサイズを7本キャッチしました。



ルアーは全てSB/iron。
僕はSB/ironをパイロットに使いますが鳴門はシャローのゴロタが多いというのもありますが
レンジや泳ぎの微妙な点において、勝るものなしと思っています。





最終的に魚が食いつくのかどうかのギリギリの判断は静から動への瞬間にあると思っています。

バイトの瞬間!
ステディーにリトリーブしても、
潮の流れや波の動き、ロッドティップの角度チェンジなどでルアーの泳ぎに変化の出た瞬間に当たってくることに気づいてないことが多いですが、よくよく考えるとその瞬間にはなんらかの変化がルアーの泳ぎにあったと思い出すのです。

リバーエリアでは流れを横切りルアーのスイム角度が変わる瞬間(U字のタイミング)にアタリが集中しています。
もしくはピックアップにせまるルアーの上昇時です。

ベイトの群れを追った際に狙うターゲットは群れから外れたベイト。
同じ動きで同じ方向へ泳ぐ群れに対して群れから外れイレギュラーな動きをするターゲットの構造は静から動でリアクションバイトもこれに近いものがあるのかもしれません。

この静から動へのスイッチをより明確にすることで時にはセレクティブでナーバスなスズキもバイトに持ち込むことができると考えます。
それには派手な動きや大きな音は逆効果となりますがSB/ironは常にタイトな泳ぎで静を保ち流速やリーリングの変化に、よりシャープな動への転換を演出してくれます。
ランカーキラーのSB/ironの秘めたる力はここにこそあると僕は信じて使い続けています。
敢えてスローに、敢えて静かに、その瞬間に食われてます(^_^;)


終了間際にニードルフィッシュが奇跡的なハリ掛かりで釣れましたが
これ、なんですかね??? 



色は飛んでしまってますがブルーが濃いです。
パッと見はダツですが、上顎は長くないのでサヨリに近いですか?
サヨリにしては下顎が長すぎですし・・・。






加地さん


釣行お疲れ様です、
このフッキングした小魚・・なんでしょうね?
サヨリアルみたいですね?(笑)
どなたかご存知の方は山本までご一報頂ければ幸いです。



手前味噌で恐縮ですがSB/Ironは良く働いてくれますね。
ライターの井上友樹さんはお気に入りルアーからSB/Ironを外されてしまいましたが(残念!)業界力学上のお立場も含め色々とご苦労あろうかと推念しています。
しかしネットTV「五畳半の狼」でボーグ(SB/Iron)をご紹介くださったことは本当にありがたく思っています。

この平鱸世界記録のみならずいくつもの修羅場を制してきたSB/Ironです。
パイロットルアーとして、またランカーキラーの最終兵器としてのフラグシップ機であることに変わりはありません。

風が弱く高場ならLB/Iron
風が強く低場ならSB/Sky-pass
風が強く高場ならLB/Sky-passが全環境への攻撃を可能にします。




加地さんが言われるように
「静から動へスイッチする瞬間」にヒットは集中しますね。
つまり、「安定から不安定に移り変わる瞬間」にベイトは食べられてしまうのですね。



このヒットコンセプトを裏から捉えてみましょう。

例えば「安定状態」とは「不安定へと変わりうる待機状態」でもありますよね?
つまり平静は仮そめの姿。
逃げの一手を秘めたこの安定状態に闇雲に攻撃を仕掛ければその一手を使われてバイトミスする可能性が残ります。
シーバスの動きを先に読まれ、それに対応されることになるからです。

逆にベイトが変化に転じた瞬間を見てみます。
その「安定が変化に転じる動き」は言葉が意味する印象とは異なり実は安定した状態なのです。
なぜなら変化の一瞬を拡大して見れば、別方向に向けて移動して行く確定された状態」でもあるからです。

簡単にいいますと変化した瞬間、ターゲットは「その方向にしか動けない」のです。
したがって「ある確定した方向」がどこかさえ把握すれば、泳力に勝るシーバスはその進む先に照準を合わせればよいことになります。

それはまた方向を変えた後の停止やスローダウンについてもまた同じ意味の変化としてバイトタイミングになっていますね。

ベイトの動きが変化したということは追跡に気づかれた兆しでもあるわけで、放置すればそれまでの労力が無になってしまいます。
つまりあらゆる角度から見て「変化の瞬間とバイト爆発が同期するように本能がプログラムされている」と考えていいのです。
哀しいことにベイトはそれでも大きく方向を変え、全力で逃げるしかないのでしょう。

その変化の方向とは、左右であったり上昇であったり、停止後の直進だったり、いずれにせよある一方向に向けての加速になります。
泳力に勝るシーバスは先が読めた段階で完全バイトを放つことができるのでしょうね。
シーバスが本気ならベイトは逃れられないでしょうね。
コツンというだけのショートバイト、もとえ、様子見ノックを受けているようでは舐められてるってことですよね(笑)



とすれば・・・
加地さんが言われたように静を保ちながら動へとひるがえる一瞬を演出することがカギになるはず。
ファルコン128SB/Ironは非常に薄い躯体と適切なリップ設定により静ウォブリングと動的レスポンスを往復する機です。

泳ぎ過ぎず、
かつ、自然と関わって起こるレスポンスに鋭く反応する・・・
この矛盾しやすい性能を遊動システムと共に実現しています。

爆釣しているときには、ともするとボーグは不要かもしれません。
ただ、
ここ一発ではSB/Ironを主力とするファルコンベーシックは欠かせない戦力になるはずです。
特に先日の荒木さんの釣行のようにうねりの入った荒れ場、
そこでの厳しい取り込みにおいてもボーグを選択して頂く理由はあるでしょう。

誌面広告の少ないボーグゆえ迷ってしまわれるアングラーさんがいるかもしれませんがボーグシステムの先進性、有効性は少しづつですが理解され浸透して来ていると思います。

加地さんが
「レンジや泳ぎの微妙な点において勝るもの無し」と言ってくれたこの信頼感は
自然に伝えられた言葉でありとても嬉しいです。
もちろん社内申し合わせの出来レースなどであるはずがないです。
私はシーバスたちと向き合う前にBFTの皆さんとマジ勝負してますから(笑)。
加地さん、暑くなってきましたが水分補給を切らさずに、引き続きでよろしくお願いしますね。
雨大丈夫ですか〜!


山本より





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