ボーグマン・レポ 


2009年2月6日  by opcell


午前釣行から戻り、工房で作業をしていると携帯が鳴った。

大石君だ・

ん・・釣ったか!

「寛太郎さん、ちょっと釣れたんで行っていいですか?」

やった様子だ!

「ええよ〜待ってるよー」

あえてサイズは聞かない。



早速デジカメとメジャーの用意をして待っていると来ましたー

これ来ましたよーっ!(神奈川のハンターさんのフレーズ頂きました)


一年ぶりのランカーを持って大石君が来ました。

いい魚体です!

しかし大石君ガッツありますね。


これ釣るまでにちょっとした経緯がありました。




2月3日

最近釣果の落ちている某ポイント。

そこで先日、久々にいいのが出たらしい。

5キロアップとのことでそんな魅力ある個体を釣ったのが大石君だった。

それを聞いてボーグ山本も行ってみた。

すると大石君到着前に81cm5.56キロが釣れた。




81cm5.56kg 撮影は大石君


ヒットボーグは例によって山本が長年はまり続けているファルコンSB/Iron 黒金オレンジベリー

フックの一部がネット内のぶら下がりで伸びている


完全バイト。二次フッキングは網内に入れた後のぶら下がりで外れている。
ネットに入れる前に視認したがテイルフックが口に入りそこが起点となってフロントフックが顎下をサポート。
波は厳しかったが獲れると思った。
逆クラッチフッキング。



もう沈黙していたはずのそこで、異なる日時ながら大石君と山本は地の利を活かし、グッドサイズヒラに出会ったのだったが・・。



どうやら大石君は先日の5キロアップが80cmを超えていなかったのが納得いかなかったようだった。


というのも

2007年12月から磯平のランカーに出会っていなかったからだろう。



彼は生まれついての地元松崎のアングラー。

しかし、週一日だけの休日釣行では遠征ルアーマンたちとそう変わらない。

違う所といえば山本もそうだが、磯ポイントに潜ったりしながら育ってきているので海への馴染みが深い点か?

そんな幼い頃から蓄積された情報から閃く直感も多いはずだ。


その日、その後の大石君は・・


フットワークを活かして磯を大きく移動し攻撃していったが・・



ノーヒット。

午前の釣行を終え大石君はオプセル工房に寄った。

恒例の引き豆コーヒーでエネルギー再充填!


するとなんと同日夕方、別なポイントで良型の平鱸を釣ってきた!

松崎ボーグマンの先輩、土屋貴さんをして「ひでお前やるなぁ」と言わせただけのことはある。


2月6日

大石君が事を起こそうとしていたその頃・・・

山本は某港の防波堤で小型ヒラとやりあっていた。

午前10時7分 1.5キロ



10時24分 1.4キロ



2尾共に完全バイトクラッチフッキングだった


難しいテトラ周りの攻略。あまりお勧めは出来ない。


そんな山本が工房に戻ると冒頭の電話が鳴るシーンに・・


磯からの直通電話が鳴ったのだった。

「今から行きまーす」

そして


これでどうだ!の惑う事なきランカーを引っさげて大石君がやってきた!



ついにやったか、大石君!

凄いぞ!

多分誰も予想できない困難なポイントにアクセスし、立ち、掛けてきたのだ。

殊勲といえるだろう。






筋肉質の魚体。
ベイトの食べ具合で体重は1キロ程度変わることがある。
6.5キロクラスの可能性のある魚体だ。




土屋貴さんのオリカラ「ハーフゴーストキスのグリーン」SB/Sky-passがヒットルアー。


完全にクラッチが掛かっていたのが見えたので時間を掛けて磐石の体勢でランディングしたようだ。

一年越しのグッドファイト、グッドフィッシュ おめでとう!


ボーグ山本





2007年12月4日 85cm5.5キロ