波から身を守ろう!


波ディフェンスの模様

山本のファルコンが回収前の海草にスタックしている

しかし接近するこの一波は大きいと判断。


即ベイルを開く。
画像では逃げるほどの波には見えにくい、しかしうねり波は大きなエネルギーを秘めている。

フリーにしたラインを出しながらあらかじめリハしてある右ルートに向けて走る。

足元の岩が割れるほどよく見ながら走る。


このケースで逃げ遅れた場合、波の衝撃で転倒し負傷する可能性がある。

闘う相手は競合するアングラーではない。

天と地と海

だ。


危険回避のコンセプト
数分に一度大きな波がくる。
3波〜4波続けてくる。
そして一度も来たことのないような一発の大波がくることもある。

肝になるのはいち早くその波が危険な波だと見抜くこと。
遠くにある段階で見抜くこと。
次に素早く移動を「決断」すること。

そして足元を「良く見て走る」こと。
逃げる際にルアーがスタックしていたりターゲットがヒットしていることがある。
そんな時はリールのベイルを開きラインを放出しながら走ること。
ベイルを開くことを想定しておくこと。

十分高い位置まで走ること。

そしてキャスティングやリトリーブの途中でも退避に切り替えれる気持ちを保つこと。

アクシデントは
友人を危険に巻き込むことになり、
レスキュー隊や地域に大きな迷惑を掛けることにつながる。

身を守るものは想像力
変化を感じとるクールな視界
無理と判断したときの撤収へのシフト
そしてそれを行動に移す決断のパワーだ。

もっとも危険なもの
それはどっしり構え、退避を面倒に思うこと
そしてせっかく来たのだからと撤収できずポイントに執着してしまうこと
そして・・なにより

観衆がいたときに

勇敢になりすぎること

だ。

ボーグ山本