2007年4月14日
         宇土 裕


磯ヒラを狙える風が吹いたので釣行してみました。

ボーグマンの藤本さんも同行する事になり、荒木さんと三人でポイントへ向かう。

予報では、波高2.5mのち1.5mでしたがポイントに着いてみると、以外にウネリが小さくサラシが薄い・・・。

開始してみると、反応が無い。

波を待ち、サラシが出るのを待って探るが反応が無い。

少し移動してサラシの状態をみるが、思わしくなく別のポイントへ移動。

移動先は意外とウネリがあり期待出来そうだったが反応が無い。

私は、ファルコン/SB・SkypassからIron・ソリッド(重心固定)に交換した。

暫くして、サーフの濁りでヒット!

すぐに小型のヒラスズキと分かったが、このサイズのヒラスズキはエラ洗いを頻繁に繰り返す為

油断出来ない。

バレそうな感じもありましたがクラッチフッキングがサーポトしてくれました。



その後は反応が無く終了しました。






宇土さん

釣行お疲れ様です、
いつもコンスタントに釣るチーム、長崎レッドアイです。
今回は苦戦されたようですがそれでも一尾ランディングは流石でした。

新メンバーのボーグ・マン藤本さん・・・もしかして藤本淳也さんですか?!
宇土さんたちと一緒に出撃してくれたのですね!
山本、とても嬉しいです!

撮影は荒木さんの位置が遠かったので藤本さんにお願いしたとのことでした。
ありがとうございます。
タイミングが合うようでしたらこれからも釣行よろしくお願いしますね(^-^)。





SB_Ironは重心移動のノーマルも固定のSolidも共に良く釣れます。
サラシが小さくて殆ど期待できないようなときでもヒットが得られます。
もはやエサといいますかファルコンサイズのカサゴから尺メバル、そしてスーパーランカーまで少しやる気のある魚はほぼ間違いなくがっちり噛んでくれます。
飛距離も固定とは思えないほどよく飛びます。


小型シーバスのエラ洗いは厳しいですね。
ボーグシステムは4.08g(Falcon128), 3.23g(Osprey90)とボディーを脱いで極限まで軽量化するクラッチユニットで魚体を掴みますから高速のエラ洗い振動にもよく張り付きます。

クラッチフッキングシステムを有効に働かせるコツは少しでもいいのでテンションを乗せておくことです。
強く引くと魚が寄ってストラクチャーに絡みそうな時はラインを当てておく程度でいいのでソフトなプレッシャーを与え続けることでフッキングを維持できます。

また引き合いやエラ洗い、そしてテイルウォークをはじめ水中、空中を問わずこちらに向かって移動していることがあります。
海面からジャンプしたときにも空中の魚体に対し落下後の着水点を引き寄せるようにロッドを煽りテンションを乗せてゆくとさらにクラッチを維持しやすくなります。


上の画像は宇土さんのレポ翌日の私の釣果です(この日は小さかったですが釣れました!)。

昨年8.75キロの個体をランディングした時の同じ機です(オスプレイ90ジャックHS)。
丸鱸セイゴの激しいエラ洗いでも安定してランディングできています。
(遊動ルアーに追い合わせは不要ですが一度だけしっかりアワセてください。
テンション抜けがないようにコントロールして頂くと良い釣果が得られます。)

もちろん針の掛かりや魚の活性、ルアーへのスレ具合によってはバレることもあります。
しかしランディング率は確実に上昇します。

小型ターゲットを楽しんでいる時に突如として襲ってくるモンスターに対しても遊動ルアーは最高のパフォーマンスで対応できるのです。

より高いヒット率を持った泳ぎ
より高いランディング率を持ったシステム

そしてより高い確率の時間に、より確率の高いポイントへ向かい

より高い確率のサラシやストラクチャーを選び、攻略する・・・。

それでようやくターゲットに出会えるのですね。

アングラーは無意識に「確率」を選んでいるのです。

ですから確率は非常に重要なのです。

いや確率こそがルアーフィッシングの全ての根底を支えていると言って過言ではないでしょう。

例えばフックはシングルよりトリプル

フックの装備数は二本より三本

できれば三本より無限(クラッチフッキングシステム)

例えばボディーは太身より細身
水の透明度はクリアーより濁り
平穏よりサラシ

ポイントには無ベイトよりベイトあり
攻略するなら大勢より少人数

出会う個体はスレているよりフレッシュな無垢

などなど・・・ランディングへの確率を上げる要素にきりはありません。

みな、ヒット&ランディングへの確率を上げるために選ばれてゆく選択肢です。

ですからランディングの確率が上がることは決定的な利点になるのは明らか。

それとルアーの評価で忘れてはならないことは、「釣果は釣れた時にしか報告されない」ということです。
通常ルアーが莫大な数で売られ、あらゆる層に浸透し、膨大な数のアングラーさんたちが投げている現状。
つまり投げている人がボーグ・マンの1000倍いれば釣れた底数も膨大になり、ランディング率の差は見えにくくなってしまいます。
もし全てのアングラーさんが遊動ルアーを使用していたとしたら・・・ルアーフィッシングはどうなっているでしょう。

(でなくても、形状記憶合金のユニットが自動離脱し、クリンチフッキングして引き合えるなんて楽しくはありませんか?)

スレ掛かり、
ラインブレイク、
ネットミス、
ギャフミス、
ストラクチャースタック
など他の原因によるバラシを除き、フッキングについて言えば遊動ルアーは連続バラシというケースはほとんどありません。

数値化することが困難なランディング率。
それは実践によってしか感じ取って頂けないのかもしれません。
しかし良くも悪しくも「差」は確実に存在しています。

生涯に渡っての累積をとれば、それは大きな差となって感じて頂けるでしょう。
これまで通常ルアーを使っていたアングラーさんに使って欲しいボーグです。
宇土さんたちは経験からもその差を実感してくれていると思います。

引き続きのレポよろしくお願いします。

ボーグ山本より