2007年6月26日  ボーグ・マン 釣行レポート
 from ケケチさん  (新潟)


新潟県のケケチです。
いつもお世話になっております。
久々に釣れました!!

6月26日久しぶりに釣行しました。
10日間も釣りをしていなかったので、釣行前夜は小学生の遠足気分(笑
ぜんぜん眠れず、午前2時にいつもの川へ到着。



現場の状況は大雨に激流・・・
いつものポイントへウエーディング出来るわけもなく、仕方なく陸上からキャスト開始です。
久々なので、こんな状況でもワクワクしています(笑


激流により変わってしまった川底と流れを把握するため、暗闇に向かって投げ倒すこと1時間。
何とか勝負できそうな筋を見つける事ができました。


雨も上がり始め、東の山脈が薄明るくなり始めた3時過ぎ、1回目のバイトあり!!

ユニットは離脱していましたが、残念ながら乗せる事ができませんでした。
モチベーションがUPしたところで、さらに数投・・・

「ズンッ」と圧し掛かるようなバイトにアワセを2発。
今度は完全にヒット〜〜!!
さほど大きくは無さそうですが、
久々の格闘を堪能しつつ、流れに乗せて慎重にランディング。


72cm 3.25Kg 
フックは口内と頬へクラッチしていました。



サイズはアベレージかもしれませんが、今シーズンで一番感激した1本です。
さて、次なる感激を得ようと振り返ると・・・あらっ! 知らぬ間に人が。。。
気分が良いので、今日はこれで納竿としました。





6月27日午前0:03分


携帯の目覚ましアラームが鳴り、半分寝ぼけながら起床。
半分意識はなくても流れるように身支度を済ませ、車に乗り込む。
しばらく走り何気なく車の時計に目をやると「えぇ〜! まだ0:15じゃん」
殆ど寝てません。。。どおりで眠いわけだ(汗
あれ?携帯を見るとアラームのつもりがBFT古源氏からのメール。
一言「お昼休みだよ〜!」以上・・・なんて人だ(笑

メールの内容に一瞬倒れそうになったが、気を取り直し2匹目のドジョウを狙う。
午前2:40「モワー」としたバイトにアワセを入れると「連日ヒットー!!」
かなりの重量感に良型を期待するが、いつもと引きが違うのに気付く???



55cm良型のニゴイ様でした。。。
その後は音沙汰無く納竿しました。


巷では連続ヒットの朗報が飛び交う中、一人断釣りするのは流石に堪えました。
しかし、その分本命をランディングした時の嬉しさは新鮮!かつ、格別なものとなりました。
こんな時?理由は数あれど、貴重なヒットを確実にランディングに持ち込むには
「クラッチクッキング」がとても頼りになります。
まあ、こんな時でなくてもボーグルアーしか使わなくなりましたが・・・(笑

最後に、魚種問わずランディング率100%継続中です!!




ケケチさん

ケケチさん、いつもレポありがとうございます。

まだ100%続けてるんですかぁ?!
凄ーい
ボーグにもほどがありますョ!(笑)
(フォール・エンド・シルバーはいろんなバージョンになって全国各地を泳ぎ始めてます。)

しかし今回のヒットが今年一番の嬉しさだったんですか!
10日間釣りを絶つのは辛いですよね。
BFT古源さんも一番おいしい時間を仕事にとられて辛い状況のようです。
きっとお昼休みだよ〜っていうメイルは昼夜がひっくり返ってしまったsadaさんの「マジ昼休み」だったんでしょうねぇ。
釣り好きな一少年のいたずらです(笑)。



sadaさんといえばこないだ虫除けスプレー掛けすぎで具合悪くなったとのこと。
胸周りにかけるとべポラップ効果で毒成分を吸ってしまうのかもしれませんね。
具合悪くなってくると追い掛けした途端に気持ち悪くなるらしいので皮膚吸収分を含めた呼気から吸入した成分が特に有害なんでしょうね。
速効してるようですからね。

しかし貴地のぶよは治癒経過が最悪らしいですから文字通り痛し痒しです。
伊豆にも蚋はいますが10分〜1時間くらいで治ります。1ヶ月もかかる症状は辛いですね。
あの肩にかついでエンジン回す、真っ白なけむを出す除虫機掛けると有効ですかね?
風の無いときにこのエンジンバルサンで成敗してやりたいですねぇ。広すぎて暖簾に腕押しですかね。



それにしてもケケチさん、掛けたヒットは確実に取り込んでますね。
ユニットが外れてくるだけのアタリはエラノック時に魚体に針が触った衝撃でユニットが離脱するケースです。
噛んでいないアタリです。

完全バイトではほぼ確実にフッキングし90%の確率でクラッチフッキングがセットされます。
ケケチさんが100%ランディングを続けている理由は90%と統計で確認されているクラッチフッキングの有効性によるものと考えられます。
クラッチフッキングは非常にバレにくいので噛んでくれたアタリはほぼ獲れるのです。
つまりケケチさんは噛ませ名人、もとえ、食われ名人、なんですね。
人が操っているという気配を殺しフォール・エンド・シルバーになり切って漂っているのですか?
要は完全バイトに導いているから100%ランを続けているのだと思います。
その実証例といえるかもしれません。

近日アップ予定のレポではBFT荒木さんが丸鱸5連発していますし、BFT山純さんはイナダ20連発越えを含むヘッドウェイ黒鯛・シーバスのマルチランを成功させています。
ボーグの威力といえると思います。



ケケチさんはコンスタント・リトリーブがメインとのことですね。
コンスタント・リトリーブは安定した姿勢で完全バイトを受けられるのでクラッチフッキングも得られやすいです。
粘るのにも適します。
これは新鮮なやる気のある個体と出会えた時にヒットが発生します。
食して頂くというルアーの本質を受容した基本中の最高リトリーブです。

コンスタント・リトリーブと言いましても水中では水の複雑な動きがありますから止水した湾内で無い限りルアー挙動は常にファジーに変化しています。
コンスタント・リトリーブは十分に誘っています。

一方・・・
ヒラスズキ狙いではポイントが限定されやすく周回個体も決まりやすいためスレた個体と繰り返し向き合うことになるケースが多いのです。
すると変異ジャーキングによるリアクションバイトを利用せねばヒットが得られないケースもでてきます。

ジャーキングはその次のコンスタント・リトリーブを有効化する働きもあります。
ただしジャーキングを習慣化すると常に追い越し車線を走る高速道路状況に陥り手が無くなるリスクもあります。
やはり基本はコンスタント・リトリーブですね。
アングラーさんはみな秘術を尽くして攻略してくるのでトゥイッチングはそのものが標準化されやすいのですね。
そういうポイントではさらに上をゆく技術(振り子ジャークのような)を見出すか、
逆に基本(コンスタント・リトリーブ)に戻ることで活路が開かれる場合もあります。

しかしコンスタント・リトリーブはもっとも美しいスイム速度へコントロールすべきなので言われているほど簡単ではないのですね。
さらにコンスタント・リトリーブを使う場合でも着水時のオペレーションは大切。
サミングにより糸ふけを抑え着水直後にいち早くロッドを煽り、
ライン先のボーグにワンショット与え、直後にバイトのタイミングを与え、リトリーブへの間を最小にして弾頭がゴミ化するのを防ぎながらリトリーブに移ってゆくことが大切でしょうね。

こんな絵を描きながら操作しターゲットの気持ちを掴まえたままリトリーブに移れれば釣果は倍増するでしょう。
それを目指せばキャスティングはもっと自然に、もっとコンパクトに、そしてもっとも合理的なフォームになってゆくはずですね。


ゴミ化とは?

アングラーの操作が届かず、弾頭が水流に添って漂ってしまうこと・・
生命反応を検出できない状態

ターゲットはルアー・カラーやシルエットを吟味する前に周囲の水流との位置関係からそれが動くか動かないか?
つまり生物か非生物か?を判断しているはずです。
このゴミ化時間が長いとルアーはターゲットの捕食対象から削除されてしまいます。
その後動き始めても疑念が払拭できず追ってきても結局完全バイトが得られないままエラノックによる様子見をされてしまいます。
そこでフックが検知されるとその日、そのリトリーブによる攻略では様子見のエラアタックはあっても二度と噛んでくれなくなります。



ですから別なアングラーによって有効な攻め方を受けると飽きていたターゲットが完全バイトしてくることもあります。
いわゆる「カマを掘る」といいますが、ボーグ山本は何度掘ったか分からないほどカマヒラを頂いています。

ケケチさんの基本であるコンスタント・リトリーブを極めてゆくことはトゥイッチング依存症に陥るよりはるかに釣果を出してゆけると思います。
リトリーブはキャスティングから開始されているのですね。


わくわくするような釣りが楽しめる才能をお持ちのケケチさん。
その才能は一生消えることが無い性質の才能と思います。
これからもじっくりとわくわく系の釣りを楽しんでいってください!

何かありましたらまたご投稿ください。


ボーグ山本より


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