2007年5月1日 ボーグ・マン 釣行レポート
レポート 新潟 伊藤桂一さん
いつもお世話になっております。
やっと今年の初日が出たのでご報告します。
5月1日今日は妙に暖かい日でした。
夜中の2時だというのに、気温は13度もあります。
現場は稚鮎パターンを想定し河口を選択しました。
水質は程よいマッディでウネリがあり、なんか釣れそう?かな。
この時期の新潟の河川は農繁期に当るため、降雨に関係なくいつも濁りが入っています。
AM3:00釣行開始
ルアーセレクトはFalcon SB/Iron RHラインホロ細身のラインホロで稚鮎のマッチザベイトを目論んで見ましたが、旨く行くかどうか?
開始30分は無反応でベイト気も無し。。。
やっぱ今日もダメだった〜
と、諦めかけて休憩をしていると足元に遡上する稚鮎を発見!!
その後間もなく小さい個体のボイルが2〜3発生し、やる気度120%でキャストすること5投目位でしょうか「ゴツン」と当りがあり、アワセを入れるとエラ洗いの連続で速効ランディング(笑
53cmのチビでしたが、4ヶ月ぶりの獲物だったので嬉しい1本です。
テールフックが口の中、フロントフックがエラ付近にクラッチしていました。
現場の足場が極めて悪い事と、ランディング後の処理にもたもたしていたため、時合も終わったかと思われた第1投目。
今度は「ブツン」とバイト=クラッチの様な当りにアワセを入れて2ヒット目〜!!
今度は少し大きいかな?
ボーグルアーと出会う前の鬼門であった足元の突っ込みにも難なく耐えて、無事2本目もランディング成功!!
61cmでした。
この個体もテールフックが口の中、写真では外れていますがフロントフックが下顎付近にクラッチしていました。
2本ともテールフックがメインにフックアップしているので、まだ活性が低いのでしょうか?
その後、しばらくキャストするもノーバイトで終了しました。
周りにも釣人は居ましたが、釣果が有ったのは私だけでした。
しかも今年初釣果で2本Get!!
その事からも、今日改めてこのルアーの凄さを実感しました。
あっ 今気付きましたが、私がボーグルアーを使い始めてから今までバラシ無しのランディング率100%です。
伊藤桂一 様
いつもお世話になっています。
オリジナルカラー機でのヒット、それも今年初ヒットのダブルランおめでとうございます!
ヒットしたレッドヘッド特機はシンプルに見えますが工員さんはかなり苦労したようですョ。
遊動ルアーが独走する場面に遭遇されたようですね。
昨年の夏、伊豆のオプセル社脇の那賀川でオスプレイ90ジャックが大型の平鱸を独走で連発しました。
傍らで多くのアングラーさんがそれを目撃していたのですが使ってくれる人は殆ど現れませんでした(笑)。
メカの説明なんかは私が最も得意としているジャンル(笑)なのですが所詮製作者の自己満足でしかなく体験して頂くことでしか説得力を持ち得ないのは世の常であります。
傍らで現場を見るのと自分で体験するのは大違いのようです。
しかし新潟の皆さんはストレートに理解してくださる方が多かったです。
山純さん、古源さん、ジャンクションさんたちのお人柄の影響でしょうね。
発売から4年が過ぎ、感じることがありますがボーグはアルビノ(白子)といいますか、醜いアヒルの子と言いますかなかなか認知されませんね。
その理由は推測できます。
昆虫系の外骨格メカの通常ルアーと脊椎動物系の内骨格を持った遊動フックルアーとでは種の違いとしての差があまりに大きいんでしょうね。
通常ルアーはボディーの殻を使ってフックを支えています。
フックは殻に拘束されているので殻の強度が必要になり大きなルアーを作りにくいのです。
同じサイズならどうしても肉厚になってしまいます。
ところが遊動フックルアーは弾力のある背骨によってボディーに関係せずフックを支えているので殻の厚さに制約を与えません。
これまでにない大きなルアーを軽く薄く作ることが出来ます。
こんなに違う遊動フックルアーですがメカニズムについては殆ど知られていません。
ボーグを使用した事のある人は殆どがアマチュアの一般ユーザーさんなので経験のないプロの皆さんの間で話題に上らないのは当然といえますね。
ボーグで魚を釣ったことのある著名な方は私の知る限りですが、先日「5畳半の狼」でファルコンSB/Ironを紹介してくれた井上友樹さんと中村レッドさんのお二人だけです。
しかし彼らとてプロとして活動されている以上、お立場もあります。
安易にボーグに触れることは難しいでしょうね。
ですから井上さんがファルコンを番組で紹介してくれたことは全アングラーさんに対する快挙であり本当に釣りの面白さに忠実であろうとする一人の釣り人の自然な姿だったのではないかと思います。
個人的に井上さんもレッドさんも大好きなんですがあまり弊社からのラブコールが過ぎますとご迷惑をお掛けしそうなので遠慮しています(笑)。
話がそれました(^-^)
ケケチさんはSB/Ironの良さを実感してくれました。
いみじくも私が遊動フックルアーを一本だけ残せと言われたら迷わずSB/Iron(ファルコン)を残すでしょう。
ジャックHS(オスプレイ)、LB/Sky passはじめ、リトル・ジョンHSやSB/Sky pass等、他のボーグももちろん素晴らしく釣れます。
しかしそれでもSB/Ironには一歩抜きん出た力があると思う山本です。
ヒット性能についてだけ見れば通常ルアーを含めた全てのルアーでSB/Ironに匹敵するルアーは個人的にですがダイワのショアラインシャイナー/R50くらいだと考えています。
そして総合的には遊動システムのランディングパワーと飛距離にSB/Ironのビハインドがあると思っています。
しかしいいものだとしても売れるとは限らないのが現実。
さほどいいものでなかったとしても広告に成功すれば売れるのも現実。
ケケチさんがボーグに踏み込んで下さって以来、100%のランディング率で来られていることは素晴らしいことです。
多くのアングラーさんには踏み込んできて欲しいですね。
勇気をだして欲しいです。
それはルアーフィッシングの精神そのものなんですね。
「釣れるかもしれない、だから前例も保証もないけれど出かけてみる、」という・・・。
そんな自分の中の野生を思い起こして欲しいですね。
これからハイシーズンになりそうな予感がします。
冬が長かったですから!
いい季節を謳歌してくださいね。
今度はフォールエンドシルバーでのヒットにも期待が募ります。
これのコンセプトは画期的と思います。
そういえばフォールエンドシルバーのきっかけになったBFT荒木さんの光神イエロー・フラッシュですが3月末に平鱸にやられてロストしたのです。
しかし一ヵ月後、なんとBFT宇土さんがその機をフィールドで拾ったのです!
それに気付いたのがなんと新潟の古源さんでした。
そしてそれにヒントを得てオリジナルカラー機としてリクエストして下さったのがケケチさんだったのでした。
インターネットは凄いですね!
それでその回収された光神イエロー・フラッシュは少し浸水していましたが補修できたようで荒木さんの元に戻る予定らしいです。
凄いでしょう?!
これって奇跡だと思いませんか?
フォールエンドシルバーに魔力が宿ったような気がしました。
ボーグ山本より
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