BFT レポート房総  高橋健 さん


2007年7月12日 + 事後談

山本さん、お疲れ様です!


やっと梅雨らしい気圧配置と願ってもない南よりの風。
世間の夏休みを前に少々休日を調整して勝負を掛けてまいりました。




AM1:30ポイント到着、
断続的にいいウネリが入っていて雰囲気ムンムンです。

しかし、サラシが濃すぎるとナイトの確率はすこぶる低いのがこのポイント。
同行の友人に出るんだったら4時から6時の間だからと宣言してしまいました、一応根拠はあります(笑)。




案の定、4時まではいいサラシにも関わらず何も起こらず・・・。
この時点までかなりの強風のため、LB、SB両Skypass装着もコントロールがままなりません。

予定の出るはずの時間に出ない・・・カスリもしません。
気分転換にと久しぶりに正規品として購入したLB-Skypassソリッド鯖カラーが投げたくなりました。


数投目足下までキッチリ泳いできた機にカツッと何かが触れる感触、反射的にアワセるも乗りません。
ピックアップし点検するとユニット半離脱・・・やっぱり居た!




俄然、やる気が出る。
この頃には強風も収まり意図するポイントに投入できる。
潮位が落ち、根が顔を出し始めた。

掛けた時のランディングをイメージし沖目にキャスト。
サラシの切れ目に入るとガツッ!
アワセもバッチリ!おNEWのフックに換装済み完璧でしょ!・・・同行者にヒットを告げる(気が付いてくれない)(笑)。

1発エラ洗い、頭がデカイ・・・急に慎重に(笑)。
根の際にキツ目に締めたドラグを少しずつ出しながら突っ込んでいく・・・溜めて耐えているとフッと軽くなってしまった。
ギャァ〜やってしまったぁ〜ショック・・・。

離脱はしていましたが入ってなかったでしょうか?
変わらず、細軸ネムリで勝負しているのですが、こんな時もありますねぇ。
万事休す?いやいやこれじゃ終わりません。



半ば諦めムード(爆)でキャストを再開し繰り返す。
約束の5時まで時間がない・・・とは考えてはいません。がほぼ定刻ヒット〜(笑)!
またまたいいサイズ。

先程よりはトルクが無いようには感じますが弱らない。
しかも行ってはいけないランディングポイントとは反対に泳いでいく。
流れを掴んだシーバスは強い、寄らない。

潮位も低くウネリも強い・・・ブツブツとラインが根に触れる嫌な感触がロッドに伝わる。
ここは足場が高くネットラン不能、
ランディングポイントまでは時々顔を出す根の上をウネリのタイミングを計りながら
這わせていかなければならず、またそこから流れに逆らいながら20メートル以上もまわさなければ獲れない。

しかし、掛けた以上やるしかない。
いつしか友人も高見の見物(笑)。
久しぶりに腕にきてます。

結果的に10分以上を要し無事ランディング・・・
もうヘロヘロです。


嬉しさを通り越しました(笑)。



84p、4.5キロでした。
難攻不落のあのポイントでこのサイズが獲れたことが非常に嬉しいです!

撮影しようとフッキング状態を見るとフックが変形していましたがこれは途中根にでも触れたのでしょうか?



刺さっているフックには変形は見られなかったですよ。
しかしボーグのキープ力は恐ろしい、山本さん凄いです!改めて感動です。
当面は刺さり重視の細軸で攻めてみますね。
睡眠不足レポにつき誤字脱字はお許し下さい(笑)。



余談ですが、同行の友人も前回の私の釣行のランディングを見てくれて
今回お試しでボーグを数本提供させて頂き使用してもらったのですが全てロストしてくれちゃいました(笑)。
ですが共感してくれたからこそ使ってくれたのだと思います。
本日はいよいよ私のユニットの手持ち分が無くなってしまい最後までは使ってもらえなかったですが他メーカーで最後の最後に同じく80アップをランしてくれました。
次回はきっとボーグランしてくれることと思います。




高橋さん

釣行お疲れ様です!
これはいい磯丸鱸ですね!

一発目のアタリは様子見のノックと思われます。半離脱とのことですから一瞬、フックがスレ掛かりしそうになったのですね。
これは活性が上がりきっていなかったかバイト直前に高橋さんの姿を見られたか・・(笑)ですかね?
二発目のヒットはおそらく完全バイトしてきたと思われます。
エラ洗いが見えたとのことですから口の周囲に関わったフッキングであることは間違いないです。
エラ洗いは口にかかわる異物を取り除こうとして起きるからですね。(口から離れた胸鰭や背鰭まわりに掛かったときはエラ洗いはほとんど起こりません。)
しかし完全バイトを仕掛けてきても吸い込み時にフックが口の外側に掛かってしまうことも多いのです。
これは2003年6月26日に高橋さんが送ってくれた画像です。

今回もそうでしたがこのように口の外に掛かると吸い込まれるはずのボディーはそこで停止し、十分に口の内側を捉えるはずだったフッキングは外側で展開します。
つまり半スレでフックアップし引き合いになりますが内側を捉えるのに比べてキープ力は弱くなります。
それでもクラッチフッキングは起動しますので通常より高い確率でランディングが可能ですがやはり磐石ではありません。
今回はその「半クラッチフッキング」(スレクラッチ)でしたがボーグがよく粘ってくれました。


もちろんフッキングの推移を水中で見たわけではないので推測しかできませんがこのような展開は起こりえます。
フックの乗り方や展開は予測不能です。
ボーグは前後フックのどちらか一本が口の内側を捉えればよいのです。
雲梯か、はたまた尺取虫のようにフックアウトとフッキングを交互に繰り返しながらランディング時には全然違うところに掛かっているケースも通常ルアーではあります。
ボーグでは雲梯フッキングは一回だけ起こりえます。

下は2004年の高橋さんの画像例ですがパーフェクトです。(逆クラッチフッキング)
これはランディング後には簡単に外せますが引き合いでは外れません。





10分を超えるとは長い引き合いになりましたね。
房総は海草の繁茂が一番辛いですが取り込みは意外とやりやすいところが多いと感じます。
しかし高橋さんのポイントは辛そうですね。
こういうところは有名人は近寄りませんよ。難しすぎです。

同じウェイトなら丸鱸の方が引きは強く感じますからね。
といいますか平鱸も非常に強いのですが口周りにフックが掛かると引きに集中しないことが多いようですね。
エラ洗いが多くなりますね。
背鰭付近にスレで掛かったときなどはヒラも実力みせてくれますがその爆泳に驚かされます。(やはり実力はヒラの勝ち・・?)
でっかいエイのトルクにスピードを加えたような化けモン走りをみせます。
しかしフックを噛んだときは丸鱸のほうが走りに徹するような気がします。

この魚体を根を回避しながら誘導してくるのは大変だと思いますよ。
開けたずりあげランポイントなら一分でも取り込めますけどね。
しかし大型を急いで(焦って)取り込むのは危険です。

そんなポイントですからあごを岩に当てたときに岩とあごに挟まれてフックが潰れたのでしょう。
ボディーが離脱しているからこそフック曲がりだけで済みました。
これは通常ルアーの人たちは決して語りませんが通常ルアーでボディーが連結されている状態では傷が吹き飛ぶかもしれません。
傷がむしり取られてバラすこともあり得ますね。
ボーグの離脱システムは針の付いた硬い棒状のボディーをくくり付けたまま岩ともみくしゃになることによる魚体破壊、フック破壊を防ぐ意味でも非常に有効なのです。
コンパクトに魚体に張り付いたユニットで引き合えるボーグが魚体ダメージを減らす点でも有効であると言えるでしょう。
魚体ダメージが少ないということは傷が壊れにくくランディング率も向上するということも意味します。
考えてみてください。
体にモリが刺さっているとして、それに柄が付いたまま岩の上で転がされたらひとたまりも無いはずです。
そのような危機的状況は、アングラーからは見えないうねりの入った水中で起こっています。




この画像アングルいいですよね。
下に載せてみましたが2003年11月12日の写真が色々な方面に影響与えましたね!
高橋さんのオリジナルアングルだと思ってます。
2003_11_12



TKイニシャルのカラーリングだけでなくこれからも時間の出来たときにいいランディングを見せてください。
ご釣友の方のボーグランディングも楽しみにしております。
どんなルアーでも釣れる時は釣れるのですがボーグは楽しいですし、ちょっとした確率の差によって守られる取り込みもあるのです。
よろしくお伝えください。


波が来たら100m11秒前半の足で逃げてくださ〜い。  (房総の高橋選手)

あっ、でも、その記録高校のころのでしたっけ(ーー;)。
BFTではsadaさんも中学のころそのくらいで走ったらしい・・。
年の差で言えば同じころかけっこ競争できたかもですね。

あ、波ですが、足がいくらか緩くなったとしたらその分、一秒早くスタート切ればいいんですよね。

引きつづきよろしくお願いします。


ボーグ山本より


山本さん、お疲れ様です!

昨日同行の高谷福生君から嬉しいメールが届きましたので貼り付け転送します。

>トップページじゃないですか!しかも一番上!おめでとうございます!
>
>山本さんて方からも「次回はぜひボーグで!」って言われちゃいましたね。(笑)。
>
>次の給料が出たら、いくつか買ってみようと思います!
>
>それにしても…山本さんて熱い方ですね!
>レスが本文より長くなってる…

実は2日間釣行で彼にレンタルロスト8本(笑)。
名古屋出身で現在は千葉に在住しています。
地元の港湾で60pのシーバスを釣った事があるだけの初心者ですが、
個人的に情熱を感じたのでボーグを紹介したら興味を持ってくれて現在に至ってます。
数ヶ月前に単独釣行で60位の磯マルの写メが届きましたがこれも残念ながらボーグではありませんでした。
今回はぜひともと気合が入っていたのですがロスト連続でめげてしまうかと思いきや
私がランしたポイントを譲ってキャストを続けていましたが最後のユニットもロスト・・・。
止むを得ず彼の手持ちの残り最後の9pミノー、これをロストしたら今日は諦めますと言うので
潮位が落ちてるからあっちの岩の上でやってごらんと指示しました。
するとワンキャスト目、来ましたぁ〜ロッドが弧を描いてますが数十秒でバラシ。
気を取り直して2キャスト目、足下で4、50のが反転、フックアップせず。
祈る思いで見つめていると3度目の正直がありました。
3キャスト目、ロッドの先を見つめているとドンッと来たのが分り気持ちの中で私も合わせるのと同時に彼も(笑)。
サポートに入り聞けばリーダーは結んで無いと・・・厳しい。
それでもなんとか獲ってあげたくて必死でした。
低い磯で掛けているので容易に獲れるかと思いきやさすがに80アップ。
しかも9pミノーのノーマル貧弱フックでしたが何とかズリ上げ成功!

獲れたのが奇跡です、エラにフック1本、しかもグニャグニャ。
生涯3本目が80アップだなんて幸せ物ですね〜彼の強運も感じました。



余談にドラマがあったのでご報告です。
画像も良かったら見てあげて下さい。
私の煤けた顔でなくてボーグランでのこの笑顔が良かったですね〜(笑)。
以上読み流されて下さい(笑)。




そんなドラマが同時進行してたんですか!
いい笑顔ですねぇ!
高谷さん、期待してますよぉ!

カンタ






BFT 高橋健さん BorgFishing History
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